初参加のJHLA研修会
JHLA広報委員より初書き込みします。
なぜ私が広報委員を務めるようになったのか。
そもそもの始まりは、初参加のJHLA研修会だったのです。
そんな話をしてみたいと思います。
それは入職2年目の1997年春でした。
今となっては座学で何を学んだか定かではありませんが、見学した病院図書室のことはよく覚えています。
それはあまりの環境の違いに衝撃を受けた体験だったからです。
当時は病院図書室へのインターネット導入の黎明期でした。
1996年のJHLA統計調査報告によると当時のインターネット導入施設は全会員の16.4%。
1990年代後半の文献検索は、冊子体のIndex Medicusをめくったり、カセット入りのMEDLINE CD-ROMを1年ずつ検索したり…という図書室の方が多かったのです。
しかしその図書室では既にインターネット利用が始まっていました。
そして司書の方はとても気さくに面倒見よく説明してくださいました。おかげで2年目の新人でも臆することなく色々と教えてもらうことができたのです。
その後も研修会でお会いすると声をかけてくださり、とても嬉しかったことを覚えています。
2000年代に入るとインターネットは病院図書室にも普及していきました。
そんな頃、その司書の方から1本の電話をもらったのです。
「JHLAのホームページ編集をやらない?」と。
「誰でもできるからだいじょうぶ」と基本から教えてくださいました。
その後名称が広報委員会に変わり、今に至っているというわけです。
未だにその時の基本知識しかない『名ばかり広報委員』なのですが…。
さてさて。
今ではインターネットは図書館には不可欠なインフラとなっています。そんなインフラ整備が進んだ現在、病院内にたったひとりの図書室担当者でも心配することはありません。
まず新任担当者研修会に参加すれば、その後は離れていても連絡を取り合える心強い仲間ができるはずです。
研修会まであと30日。
どうぞお楽しみに。
(E.A.)
平成21年度図書館振興財団図書館員専門職育成活動助成事業
病院図書室新任担当者研修会
日 時:2009年11月6日(金)-7日(土)
会 場:東京ビッグサイト