国外大手出版社の横暴

国外雑誌の契約でどこの図書室も忙しい時期ですね。

この秋の国外出版社の対応に頭にきていること三点。


一つ目
某大手出版社が印刷雑誌Suppl のリプレイスメントを今後一切行わないとのこと。数量が限られているのが理由だそうです。
輸送による破損、乱丁、落丁などがあってもクレームには知らん顔ということなのですよ。
ミスを予防するとか、他の対処方法を決めてから、こういうコメントを出して欲しいものです。
大手であることをいいことにと呟くしかないのですかね。


二つ目
購入していたオンラインパッケージが今年で中止予定となり、後継パッケージで閲覧雑誌を選択できる形になるのはいいのですが、価格が倍になるとのこと。
サービスを少しアップして大幅値上げという、よくある手段です。
販売開始時の建前はどこに行ってしまったのか、 どうしてこんな阿漕なやり方ができるのかと目下思案中。


三つ目
今まで220万円で購入していたオンラインパッケージを、いきなり40万円の価格帯で売り出すとのこと。
閲覧タイトル数も同じ、違いはバックファイルのアクセス権だけです。
しかも継続ということで、当館には来年度も今までと同額の見積書を出してきました。
代理店に詰め寄るも出版社の方針ですの一点張り。頭に血がのぼりました。
これでは契約できません。交戦中です!



大手出版社の封建時代のような横暴振りです。
ユーザー(国民)を大事にしないのは、見捨てられる政治と同じ命運と言い放ってみたいのですが。
大出版社と弱き図書館の立場にも、常識的正当性程度(だけでも)の転換はないでしょうか。


(Y.H.)

平成21年度図書館振興財団図書館員専門職育成活動助成事業

病院図書室新任担当者研修会

日 時:2009年11月6日(金)-7日(土)

会 場:東京ビッグサイト

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