図書室の四季

 今回、ご講演をお願いしています先生から「ブログを読んでいます」との嬉しいコメントが届きました。文才のない脳を叱咤激励して書く作業に力が入ります。ありがとうございました。

 PJ会議を終えて、蒸し暑い東京から夏が終わった(といいたくなるくらい涼しい)旭川に戻りました。以前も書いたのですが、当院の図書室から病院の中庭が見えます。四季の移り変わりがはっきりしている旭川では仕事の合間に庭を眺めるのもホッとする一瞬です。
 図書室の仕事も四季の移り変わりがあります。
 春は、新しい職員へのオリエンテーションから始まります。初期研修医への文献検索指導も加わりました。新年度の予算執行も始まり、第1回の図書委員会です。
 夏は、春の慌しさがようやく落ち着くころ、製本の準備が始まります。今年は雑誌の紛失はないかとチェックしながら準備をします。図書室の自慢?のひとつは紛失雑誌の少ないことです。15年近く紛失ゼロを続けてきましたが、昨年ついに紛失がありました。今年はゼロです。よく聞かれますが、理由はわかりません(担当者が鬼だから?)
 秋は、そうこれからです。恐怖の来年度の外国雑誌契約が始まります。3年に1度購読雑誌全体を見直す作業をしていましたが、雑誌を取り巻く状況の激変からここ数年毎年小規模ながら見直しを続けてきました。今年は3年目の全体見直しです。目下アンケート依頼中。10月末までこのつらい作業が続きます。雑誌の購入が決まると、来年度の予算要求です。秋は図書室にとっては厳しい季節です。
 冬は、決算に向かって1年の予算執行状況の確認、退職者への返却請求のチェックやらと年度末作業に追われます。いつもどうしてもっと早く仕事を済ませておかなかったのか、来年は絶対にこんなことはないようにと、年度末を楽に終えることを目標にし続けています。
 これにJHLAの行事があります。春の総会と秋の研修会、『ほすぴ』の年4回の編集・発行、役員会・委員会、昨年、一昨年はデスクマニュアルの編集がありました。今年は「新任担当者研修会」の準備です。 春の総会・研修会に参加しながら、秋の研修会の日時はいつにしようか。会場はどこがよいかと頭の中は秋に飛んでいます。秋の研修会のときも、これが終わると総会の準備にかからなければと半年先のことが目の前にチラついています。

 5月からスタートした、新任担当者研修会も第2回ミーティングが終わり、大きく前進しました。ブログにちょっと内緒で、一足早い情報をお知らせします。プログラム、案内状を印刷所に発注しました。ちなみに新任研修会のお知らせの基本色は、JHLAのロゴからとりました。研修会のご案内の発送は9月11日頃を予定しております。(M.N)

平成21年度図書館振興財団図書館員専門職育成活動助成事業

病院図書室新任担当者研修会

日 時:2009年11月6日(金)-7日(土)

会 場:東京ビッグサイト