返却カレンダー

ブログもたまには研修会の話題をはずれてみます。
毎日、出勤をして仕事を開始するまでの準備は皆様おおよそ手順が決まっているのではないでしょうか。
私はパターンが決まっていて、暑ければ閲覧室の窓を開け、パソコンを5台立ち上げ、夜間の利用者のチェックをしてなどなどです。閲覧室の机とカウンターは若い人が毎日拭き掃除をしてくれます。これは年上の役得です。


 昨年まで、このパターンの中のひとつに返却カレンダーの日付を変えるという作業がありました。皆様の図書室にも「貸出日は」「返却日は」というのがありますでしょう。初々しく緊張して勤務していた頃は、忘れもせずにキチンと毎日日付を変えて確認をしていたのですが、加齢とともに物忘れが激しくなり、日付の交換を忘れることが多くなってしまいました(エッ!それってただ気が緩んでいるだけではないですか といわれそうですが)。
そこで、ある図書館にあったデジタルの返却カレンダーを見て、かねてから購入したいと機会をうかがっていました。高価なものではありませんが、こういう買い物をするときは申請をするタイミングが大切なのです。昨年、ピッタリのタイミングで購入に成功しました。新しくないカウンターの上にピカピカの返却カレンダーが載っています。違和感があるのか、利用者がすぐに気づいて「これどうしたの?いいね」という感想が。
 毎朝の「忘れてはいけない仕事のパターン」がひとつ減り、すごく気分が軽くなりました。

図書室の小さなグッズひとつで、仕事の省力化をした気分でカウンターを見るたびに、嬉しくなる日々がまだ続いています。
図書室にはちょっとした工夫で、利用者サービスが向上することがたくさんあります。グッズのような物ではなくても、先輩の仕事に対する後姿から見て学ぶこともありますし、仲間同士の何気ない会話の中からひらめきが浮かぶこともあります。もちろん研修会や図書室見学は宝の山です。


 29日のミーティングでは、宝の山から宝をいかに発見しやすくする研修会の企画ができるかが、PJメンバーの話し合いのポイントになると思います。PJメンバーの計画では、ミーティングの模様も速報でお届けできるようです。9月にはプログラム 第1報も協会HPに掲載を予定しています。いよいよです。
最後は、やっぱり研修会の話題に戻ってしまいました。(M.N.)

平成21年度図書館振興財団図書館員専門職育成活動助成事業

病院図書室新任担当者研修会

日 時:2009年11月6日(金)-7日(土)

会 場:東京ビッグサイト