平均的病院図書室像

お盆休みも終わり、また日常が戻ってきました。PJも秋の研修会に向かって本格始動開始です。JHLA4年目さん、コメントありがとうございました。病院図書室見学は、自室を見直す、アイディアをいただくなどなど、お役立ち満載です。私の図書室も10年前に現在の図書室に移動しました(2度の引越しを経験しました。引越しのノウハウにお答えします)。その際にいくつかの図書室を参考にさせていただきました。今回の見学先であるNTT東日本関東病院図書館もそのひとつです。図書室見学は病院図書室担当者の必須です。

見学が話題になったところで、ブログが開設されて1ヶ月になります。ブログからどんな病院図書室を想像されますか。日本病院ライブラリー協会(JHLA)では2年に1度、会員施設の現況調査を実施しております。
昨年、第8回現況調査を実施しました。調査結果の詳細は「ほすぴたる らいぶらりあん」第33巻4号(2009年1月発行)に掲載されています。

現況調査結果から浮かぶ、平均的病院図書室像は、次の通りです。
 面 積    117m2
 座席数    12席
 職 員    1名
 蔵書数    11,373冊(単行書、製本雑誌)
 受入雑誌   156種

この数値と、勤務される図書館、図書室を比較していかがでしょうか。平均以下だと落ち込むことはありません。病院図書室担当者は、図書の発注、受入れ、整理、配架、貸出、レファレンスと運営・管理業務からサービス業務まで、図書室業務のすべてを行なうオール・ラウンド・プレイヤーです。優れた図書室サービスは施設が5%、資料が20%、職員が75%の比重を占めるといわれています。設備が優れていることは、もちろん必要ですが、担当者の努力でカバーできることも沢山あります。何よりも人的ネットワークが第1です。研修会では新しい友人を沢山見つけてください。
そろそろ、プログラムも最終案に近づいています。お楽しみに!!(M.N.)

平成21年度図書館振興財団図書館員専門職育成活動助成事業

病院図書室新任担当者研修会

日 時:2009年11月6日(金)-7日(土)

会 場:東京ビッグサイト