患者図書サービス補講2  利用者への対応

患者図書室で提供する資料は、娯楽書だけ、医学関連書だけ、両方を混在して提供する等病院の方針により異なります。
病院図書室担当者はその専門性を活かし、資料の選定、収集、そしてレファレンスを中心に担当します。
医学関連書を提供するときは、次のことに注意したいものですね。


・ 利用者が求める資料や情報の提供、入手の支援をする
・ 医療上のアドバイスはしない
・ 診断・治療・投薬等専門的な情報に関する判断や質問は、医師・看護師・薬剤師・メディカルソーシャルワーカー等と連携を取り、引き継ぐ
・ 利用者のプライバシーに配慮する


私たち病院図書室担当者が患者図書室で対応している時、病院という空間の中で安らぎのひと時を求めて、利用者は会話を楽しむことがあるかもしれません。
もちろん混雑していない余裕のある時間帯になりますが、病気のこと、家族のこと、担当医や看護師のこと、これまでの人生、これからの人生の不安や希望、趣味や旅行などなど。

色々な話に耳を傾け、聞き役に徹し拝聴し、時には一緒に涙することもあるかもしれません。
テーブルにはティッシュボックスも置いてください。
患者図書室は、常に気が休まる温かい雰囲気作りを心がけたいものです。
利用者の顔が、少しでも明るくなれますように!


植物の写真  花の名前 「さんじ」 = 3時になるとかわいい花が咲きます

(Y.A@アネゴ)