宝さがし みつかりましたか
宝は見つかりませんでしたか?コメントがないのが残念です。
この例題を掲載したのは「参考文献からの孫引き」「PubMedからヒットしない」「雑誌なのか単行書なのかわかりにくい」「Guidelineの単語があった」からです。
文献を依頼されたとき、記載を見て雑誌でないようだと判断、依頼者に説明をしました。少し話をしているうちに、ここに書かれているガイドラインがみたいということがわかりました。
孫引き文献は、書誌確認のためデータベースで検索をするのですが、依頼者のGuidelineを入手したいという希望から直接ACR(American College of Cardiology)のサイトにアクセスをしました。
ありました! 画面の右側に「Practice Guideline and Technical Standatds」が。
これはあくまでも入手法の一つの例です。
依頼された文献が、データベースによって検索されたものか、そうではないか。
論文か、会議録や抄録ではないか、本当はどこまで必要なのかなどまず依頼者との間で確認していますか。
新任のころは、なかなか厳しいインタビューはできないかもしれませんが、依頼者・担当者ともに必要なものをセレクトするという技術を磨いて欲しいと思います。
ブログの「挑戦してみませんか」の例題でもいくつか全文入手の方法が紹介されました。このガイドラインを見つけるにも、それぞれの方法があることと思います。依頼者に、より早く正確な情報を提供するために、担当者は文献を探す基本を学び、さらに検索のテクニックを磨いていきたいものです。いつでも、何でも「Google」なんて言わないでくださいね。
平成21年度も残りわずかです。21年度は新任だった担当者も「新任」の肩書きが外れるころではないでしょうか。
新年度にむかってホップ・ステップ・ジャンプです(M.N)。